高校の体験授業

2007.12.09 Sunday 19:26
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    先日、村上桜ヶ丘高校の家庭科の先生に依頼されて、2時間続きの体験授業を、2日にわたって受け持った。毎年この時期に頼まれて、今年で4年目である。



    体験内容は、うちの体験メニューの中にある「漆絵付け体験」(9センチ角の黒漆のプレートに、色漆を使って各自自由な絵を描く)なのだが、三十数名の2クラス、延べ70人もの体験で、しかも高校におもむいての出前授業。これが、なかなかたいへんなのである。

    特に準備と後片付け。
    へら、筆、溶剤、などなどの多くの道具の調整やら、全8色の色漆の調合、濾過などで、体験の当日のみならず、前日と翌日は完全に費やされる。それでも4回目となれば、だいたいは様子がわかっているため、以前と比べて要領良くはなった。



    ほんものの漆を扱うので、もちろん「漆かぶれ」のリスクはついて回る。それでも、今まではそれほどひどくかぶれたという話は聞かなかったので、「漆かぶれは必ず治るし、跡が残るということもない。そんなに怖がらなくていい」と、軽く話していたのだが、たまたま去年は、かなり多くの子がひどくかぶれたらしく、親御さんから学校宛に苦情が寄せられたとのこと。

    それで今年はどうしたらいいだろうかと、担任の先生からご相談があったので、今年は手にできるだけ漆がつかないように、型紙を使ったステンシルの技法をやめ、最初から筆で描くことにあらためた。おかげで工芸的な面白さは少し減ったが、時間的には余裕ができたようだ。漆にかぶれた子が出たかどうかは、まだわからないが・・・




    こんな細かい作業を普段はやりそうにない高校生たちが、漆の色の美しさに感嘆しつつ、真剣に、また楽しそうに絵付けをする姿がとても印象的であった。



    「どんなことでも楽しく」が信条のぼくとしては、漆工芸なんて言っても、もっと気軽に誰でもが楽しめるようなものである方がいいように思う。ぼく自身がそうなのだから・・・。
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