「縄文の造形美」展
2018.09.23 Sunday 10:46
葬儀やら何やらで、なかなか行けなかった「縄文の造形美」展。明日24日で終了することから、ようやく昨日、見ることができました。
会場は、三面ダムの近くにある「縄文の里 朝日 奥三面歴史交流館」。企画展は、糸魚川の海辺、六反田南遺跡に出土した「火焔形土器」を中心に、魚沼・村上・佐渡の出土品を交えての展示です。
「縄文人って造形センスがあるんだなあ・・・」
火焔形土器の力強く流麗な造形を見て、今更ながら驚嘆しました。また、石器の製作工程や使い方なども示され、とても面白くわかりやすい展示でした。
常設展の方も、解説テープを聴きながら、ゆっくりと鑑賞。この地域がなぜ「三面」(みおもて)と言われるようになったのかとか、熊を捕るための驚くべき仕掛けとか、この地域で盛んに行われていた漆掻きの資料など、興味深いものがたくさんありました。
自然の営みに沿った縄文人の暮らしは、厳しい反面、精神的な豊かさを感じさせるもので、つい最近まで存在していた奥三面の「マタギ」としての生活を参考にしながら、想像の翼を広げることができました。
スタッフの和田寿久さん、良いものを見せていただき、ありがとうございました。<(_ _)>