最近の読書から 〜7冊

2018.01.29 Monday 20:29
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    もともと外に出るよりも、家の中でシコシコ何かをやっているのが好きな自分。特にこの雪と寒さ。映画・ドラマの録画鑑賞と読書が、何よりも至福の時間となる。


    昨年末から数えて、7冊の本を読了。(現在は桂望実「嫌な女」を読んでいる) 寝る前1時間だけの読書なので、1日30〜50ページくらいが限界だ。


    でもこの7冊、どれも甲乙つけがたく、それぞれに面白かった。

     


    「Kの日々」は、ベテラン大沢在昌の、手に汗握る長編ミステリー。主人公の探偵の調査対象となった「K」という女が、聖女なのか悪女なのか、なかなか魅力的。

     

     

    「邪魔」は、奥田英朗の大藪春彦賞受賞作。34歳の平凡な主婦恭子の幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機にゆらぎ始める。日常の中に潜む悪夢にさいなまれていく過程が、なんともやりきれない。

     

     

    「逃亡者」は、折原一の女性を逃亡犯にしたサスペンス小説だ。交換殺人の提案に乗ってしまった智恵子が、あらゆる手を尽くしながら警察や暴力亭主から逃亡する、ハラハラドキドキのストーリー。

     

     

    「玉砕」は、太平洋戦争末期の南洋の島で、極限状態のなか戦わざるをえなくなった男たちを描く小田実の小説。読んでいるぼく自身が、戦争に従軍しているかのような迫真のリアリティー。

     

     

    「午前3時のルースター」は、垣根涼介のサントリーミステリー大賞・読者賞W受賞作。失踪し、亡くなったと思われている父を探すためベトナムへと行く青年に、付き添うことになった旅行代理店勤務の長瀬。舞台となるベトナムのサイゴン(ホーチミン)には、様々な妨害や危険が待ち受けていた。父親をめぐる真相とは?

     

     

    「対岸の彼女」は、夏川結衣と財前直見主演で映画にもなった、角田光代の直木賞受賞作。悩み、傷つき、翻弄されながら、多様化した時代を懸命に生きる女性ふたり。なるほど、女性はこんなふうに考え、感じ、行動するのかと、女心に翻弄されっぱなしの男のぼくは、大いに参考になった。

     

     

    「窮鼠の一矢」(きゅうそのいっし)は、村上で話題になった河合敦の歴史小説。戊辰戦争の戦火から村上の街を守り、責めを一身に負って切腹した村上藩の若き家老、鳥居三十郎の物語だ。主戦派と恭順派の争いの中、最悪の状況に陥った藩を救おうと苦悶するその姿が、痛々しくも清々しい。

     

     

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