関口智子 ヴァイオリン・リサイタル

2016.10.02 Sunday 19:52
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    「あのう、わたくし、関口昌孝の娘です・・・」
    突然にかかってきた1本の電話。


    驚いた・・・関口昌孝先生は、ぼくも弟の聡も、美大受験の時にデッサンを教えていただいた大事な恩師。新潟大学でも教えていらした彫刻家で、胎内市のアデランスや、新潟市音楽文化会館の前など、今は亡き先生のつくられた彫刻が、県内のあちこちにある。


    そのお嬢さんの関口智子さんは、4歳よりヴァイオリンを始められ、新潟県音楽コンクールで最優秀賞を受賞。桐朋学園大学を卒業された後、ロンドンへ留学。1991年から毎年、ロンドン、東京、新潟でリサイタルを開くなど、世界的に活躍しておられる音楽家だ。


    その智子さんが、今年20周年ヴァイオリン・リサイタルをこの新潟で開かれるという。昨日がその日。弟は残念ながら行けなかったが、ぼくひとり,彼女から直接購入させてもらったチケットを手に、新潟市芸術文化会館(りゅーとぴあ)に出かけた。


    クラシックの生演奏を聴くのは,何年ぶりのことだろう・・・。
    とくに今回は比較的小さなスタジオで、三,四十名の人たちを前に演奏する形だったため、ごく間近で素晴らしい音楽に接することができた。伴奏はピアノだけ。安達朋博さんという,なかなかにイケメンの若手実力者。


    曲目は、ディーリアス、エルガー、バックスといういずれも英国の作曲家の作品で、エルガー以外は日本であまり演奏されることがなく、楽譜も日本で手に入らず、わざわざ英国から取り寄せたとのこと。


    ぼくは音楽のことはほとんど知らないが、その演奏は力強く、また繊細に感じられた。家を出る前、かみさんに「あなた、眠らないでよ」と釘を刺されたが、眠るどころではない、その圧倒的な迫力には全身が泡立つようだ。


    とくに最後、バックスのヴァイオリン・ソナタ第2番は、30分もの大作で、難曲中の難曲と言われ,日本でこれを引くことができる人はわずかだとのこと。苦悩の叫び声のようなヴァイオリンの音色と、ドラマティックなピアノが響き合い、絡まり合って、豊かな音の渦の中に身を置くことができ,心地良く張りつめた2時間だった。今でもその余韻が、ぼくの耳の奥で鳴り響いている。

     

    category:できごと | by:URUcomments(2)trackbacks(0)
    Comment
    ごめんください!先日はお越し頂き、ありがとうございました。突然のお電話にも心温かいご対応に感謝しております。お陰様で四公演終わり、あと一公演です。個展も楽しみにしております。母と伺いたいです。
    智子さん、コメントありがとうございました。無断でお写真をアップしてごめんなさい。でも、とても素晴らしい演奏で、心豊かな時間を過ごすことができました。うちの店の方にも、わざわざお越しいただき、感謝です。またお会いできるのを楽しみにしていますね。








       
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