4つの美術展

2016.09.22 Thursday 19:37
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    連休などには関係なく、思い立ったらいつでも出かけることができる自由な身。・・・とは言っても、さまざまな絡みがあり、外出にはやはりタイミングが必要だ。


    折良く昨日は、終日外出が可能となり、台風一過の清々しい青空の下、長岡〜見附〜弥彦〜新潟と、4つの展覧会を巡ることができた。
    (以下、それぞれの紹介は長文になりそうなので、お忙しい方はこの辺で退散を・・・f(^ー^;)

     

     

     

     

    長岡の県立近代美術館では,ボストン美術館所蔵による「ヴェネツィア展」。イタリアのヴェネツィアは、「小さな美のポケット 第3話」にも書いたように、ぼくにとっては,若い頃、全身の血が逆流するかと思われるほどの感動を覚えた、いわば「初恋」の街。


    当時この目で見た風景と、繁栄の絶頂にあった15〜16世紀の頃の街並みを描いた絵画にダブらせながら、想像力の翼を広げる。
    ヴェロネーゼ,ティツィアーノ,ティントレットというヴェネツィア派3大巨匠の豊かな色彩や、17世紀のバロック絵画に通じる,光と闇の劇的な表現、ため息が出るほどに美しいガラス工芸品や織物にも魅了された。

     

     

     

     

    見附市の市民ギャラリー「みつけ」では、「WORKS 墨と鉄」と題した,書家 内山玉延さんと彫刻家 霜鳥健二さんのコラボレーション展。1階の2つの部屋には、個展としてそれぞれの作品が並び、2階の広々とした空間には、二人のインスタレーション作品によるコラボ。


    内山さんの抜群に美しい空間表現、霜鳥さんの錆びた鉄の表情を活かすフォルムの訴求力に圧倒される。お二人の作品から、創作のヒントをいくつもいただいた。

     

     

    弥彦の丘美術館では、櫛谷一代さんによる日本画展「道標(みちしるべ)」。長い間、働く人々を描き続けてきた櫛谷さんの、「人間讃歌」とも言うべき作品群。その眼差しは、とても優しく温かかった。

     

     

    そして最後、アートギャラリー万代島では、川嶋宣彦さんと木村富美子さんの二人展。
    鳥や樹木など自然をこよなく愛する川嶋さんの鋳金作品は、金属であることを忘れさせるほどの、やわらかく,ほんのりとした優しさに満ちている。


    精緻な蒔絵技法を駆使する木村富美子さんの作品は、艶やかな色漆と金・銀粉の輝きが,深い黒漆を背景として浮かびあがり、女性らしい細やかな感性と誠実さを、そこに感じとることができた。

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