平成26年村上大祭ドキュメント <後篇>本祭り〜7日の屋台巡行

2014.07.19 Saturday 20:48
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    (中篇からの続き)
    http://u-ohtaki.jugem.jp/?eid=1319497

    7月7日(月) 午前5時、本祭りの屋台巡行開始。

    「ちょっと天気が心配ですが、みなさん、笑顔で行きましょう!」
    引き廻し責任者の団長からの明るい声を合図に、羽黒神社目指して屋台は動き出す。
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    町屋作りの格子戸の家にかけられた、簾(す)と桜提灯(さくらちょうちん)が、晴れやかなお祭の雰囲気を醸し出す。
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    上片町から祭の名所「小町坂」までは、道路がクランク状に幾重にも折れ、古い町屋が続く。
    庄内町(しょうないまち)の元車屋さんだった家。こうした職人も昔は多かった。
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    庄内町には、子どもによる十四騎の「荒馬」がある。祭まで、その馬を安置し、乗り子を提供する役目の
    荒馬当番があり、当番にあたった家には、このようなしつらいがされている。
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    「小町坂」を登る。

    一番屋台の久保多町(くぼたまち)が、夜明け前の薄闇の中、提灯をつけて何度も上り下りし、村上大祭の見せ場のひとつとなっている場所だ。
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    急坂は、ロープをしっかり引いてあげないと、手木を持つ人はたいへんなのだ。
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    坂を上がると、羽黒神社まで一直線のメインストリートが延びている。いわゆる、小町・大町・上町(かんまち)の中央商店街だ。各町内から集まってきた屋台が、昔から決められている順番通りに並び、羽黒神社を目指す。
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    子どもの帯を直してあげるお父さん。親子の自然な触れあいも、祭の良さのひとつ。
    子どもにとっては、なんてったってお父ちゃんが一番かっこいい。
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    あっという間に羽黒神社前まで到着。一番屋台の久保多町、二番屋台の大町・・・と並んでいる脇を通り、列の後ろへと向かう。鳴り物の音やお囃子、盆唄が錯綜し、祭らしい賑やかな場面。
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    豪華絢爛の屋台絵巻。七番屋台の上町。
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    十番屋台の小国町。すべてが唐風な作りの屋台だ。
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    十二番屋台の肴町。現存する屋台では最も古い。
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    羽黒神社境内にある羽黒町会館を借りて、朝の休憩。
    朝からビールや酒を飲みながら、おにぎりやハンバーガーに食らいつく食事なんて、祭のとき以外には考えられないよね。
          
          


    出発前の羽黒神社宮司さんと巫女さんたち。神馬も写真慣れしてる?
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    テレビ局のインタビューに答える大滝村上市長。同じ姓だが、親戚でもなんでもない。(強調表現)。



    六番屋台の塩町だけが、なぜか鮮やかな朱塗りの車。乗せ物の「猩々」に合わせたのだろうね。
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    ともかく漆塗りの屋台はどれも、さりげないところに、当時の職人の技とセンスが光る。
    竹をモチーフにした、朱漆と黒漆の粋な組み合わせは、心憎いばかりだ。
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    午前8時、祭り行列の巡行開始。先太鼓(さきだいこ)に続くのは、庄内町の傘鉾(かさぼこ)。
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    そして、子どもたちによる十四騎の荒馬が続く。村上城の初代城主、本庄繁長公が羽前山形の庄内地方に遠征して勝利し、凱旋した時の模様を再現したものだ。次々と送っていく「イヤへー」の掛け声が、雑踏の中でも高らかに響く。
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    さまざまな幟旗や巫女さんたち。
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    羽黒神社の江見宮司さんに続いて、3台の御神輿。
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    あまりの人の多さに、神社の前の子馬も興奮。
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    長井町(ながいまち)通りで、解説のマイクを握るのは、商工観光課のホープ・・・ナンチャッテ、じつはうちのかみさんの弟なのだ。
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    わが上片町の乗り子たち。なかなかりりしいぞ。
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    そこは特等S席だね。(^_-)-☆
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    今年から行われたインターネット生中継。その中継場所にさしかかると、がぜん引き廻し唄のトーンも高くなる。
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    手持ちカメラでの撮影も。
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    だが、大町にさしかかったあたりで、本格的な雨となってしまった。

    ビニールシートで覆われた屋台から・・・
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    屋台の「縁の下」で、雨やどりする子どもたち。
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    だが、子どもたちの顔は明るい。
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    雨の小町坂・・・タイトルは昭和の歌謡曲になりそうだが、おとなたちの格好はちょっとショボイね。
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    宴のあとか・・・
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    小町坂を下ったところにある妻の実家の前で・・・。前列中央が義父、後の横顔が義母。長年「建松」(たてまつ)という仕出し屋をやっていたが、商売を辞めて久しい。
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    こちらは、うちの前で祭を見物する実父と実母。
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    今年は、数十年ぶりに、上片町以外の3つの町内が、山辺里橋(さべりばし)を渡るという。
    最初は上町(かんまち)の屋台。屋台の金箔と、オレンジ色の法被が、ひときわ鮮やかだ。
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    続いては、小国町の傘鉾と屋台。岩船のお祭が、明神橋を渡るところがひとつの見せ場なのに引き替え、市内に川のない村上では、屋台が橋を渡るというシーンがそもそも普段はない。なので、これはかなり珍しい情景なのである。
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    最後に、長井町の屋台。この屋台の全体のシルエットの美しさは、村上でも随一だと思う。屋根や前庇(まえびさし)の微妙なカーブは、実に優雅なものだ。それが優しい山の稜線と呼応して、とても良い雰囲気を醸し出していた。
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    さて、午後の巡行は、加賀町→塩町→寺町→大工町を通って、安良町(あらまち)へと抜ける。
    落ち着いた風情の寺町の坂。
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    興に乗った区長さんが、盆唄の輪に加わる。世代を超えて受け継がれてゆく祭の良さ。
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    お寺の板塀をバックに、ひときわ盆唄も盛り上がる。
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    狭い大工町通りを抜けて、安良町のメインストリートに出たところ。あとは、肴町まで一直線だ。
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    夕刻、肴町到着。昔は河内神社前に並んだが、村上駅に通じる田端町通りの交通量が増えたため、いつの頃からか、その交差点手前の肴町に並ぶことになった。道路幅が狭いため、すれ違うのはぎりぎりのスペース。お囃子や盆唄に加えて、呼び子の笛が頻繁に鳴り、その雑踏ぶりはすごい。あいにくの雨だが、祭の醍醐味が味わえる場面だ。
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    田端町会館で夕食の休憩の後、屋台に戻ると、それぞれの屋台に下げられた提灯に灯りがともり、祭気分は最高潮となる。
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    御神輿のお供から解放された屋台は、その役目を終えてそれぞれの町内へと帰っていく。いわゆる「帰り屋台」だ。
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    陽はとっぷりと暮れ、宵闇の中をゆっくりと進む屋台。見物客の雑踏の中に、なつかしい顔を見つけて、旧交を温めることが出来るのも、祭の楽しみのひとつ。
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    上片町は一番遠い町内。肴町を7時半頃出発しても、町内に帰り着くのは、いつもなら11時近くになるのだが、今年は雨のため、今までで一番早い帰還となった。事故もなく楽しいお祭だったことに感謝。来年まで、1年は長いようで短い。
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    最後までご覧いただき、ありがとうございました。
     
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