わたしの主張 新潟県大会
中学生による「わたしの主張 新潟県大会」が、きょう村上市の市民ふれあいセンターにて開かれ、市の教育委員として参列しました。
各地区大会で最優秀となった14人の人たちが発表。全員が女子でしたが、さすがにどの発表も、話の内容、話し方ともに素晴らしいものばかりで、どれも甲乙つけがたく、最優秀賞1名と優秀賞2名、審査員特別賞1名は決定しましたが、つくづく審査員でなくてよかったなあ、と思いました。(笑)
多かったテーマは、「命」「言葉」「障害」。
ペットの殺処分に対する疑問、身近な人の死から学んだ命の重さ、出生前診断というものがあることを知り中絶について考えたこと、学校で赤ちゃんとのふれあいから助産師を目指す夢を持つようになった話など、「命」と向き合う大切さを訴えたもの。
また、メールやSNSではなく自分の声で気持ちを伝える大切さ、世界の共通言語は「笑顔」だと知ったこと、ホームステイの経験から努力して身につけたものは一生の宝だと感じたことなど、心と心をつなぐ言葉の大切さを訴えたもの。
そして、自分の身近にいる障害を持った人との交流から、誰もが暮らしやすい社会について考えたものなど。
その中で、「命さえあれば」というタイトルで発表した新発田市立第一中学校3年の和田かな子さんが最優秀賞。自身が悪性リンパ腫となって入院していたときに、小児病棟の子たちとふれあい、生きる希望を与えられたこと。そして、あたりまえにすごせる日常がいかに幸せなことかを知り、自分もたくさんのひとの支えとなるべく、臨床心理士を目指す夢を持つようになった話でした。
優秀賞2名は、柏崎市立西山中学校3年の加藤向日葵さんと、わが村上市立神林中学校3年の阿部汐里さん、審査員特別賞は三条市立栄中学校3年の金安真寿さんでした。
残念ながら、写真・動画撮影は禁止でしたので、きょうの写真はありません。地区大会の時の阿部汐里さんの写真をアップします。
なおきょうは、審査結果が出るまでのアトラクションに、村上第一中学校の吹奏楽部が、とても素敵な演奏を5曲も聴かせてくれました。