小さな美のポケット 第39話「まちの余白」

2019.08.05 Monday 19:38
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    小さな美のポケットの第39話です。テーマは「まちの余白」。


    ぼくは平成5年から8年まで、「村上市HOPE計画」というまちづくり活動に加わり、グループで「景観カルテ」という冊子を作ったのですが、その際に気づいたことなどを記しました。(ちなみに、この冊子のレイアウト・装丁のデザインをしたのは、弟の聡です。)


    20年以上の歳月が流れ、村上の景観もだいぶ変わりましたが、この冊子で指摘したことは、基本的には今も変わっていないのではないかと思います。


    古き良きものが消えていくのは、時の流れなので仕方のないことですが、それに代わるような美しいもの、ぼくらの中にある美意識の琴線に触れてくるようなものを、ぼくらは作り出せているのだろうか・・・はなはだ心もとない気持ちでいっぱいです。

     

    小さな美のポケット 第38話「南フランス賛歌」

    2019.07.09 Tuesday 19:44
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      村上新聞連載エッセイ「小さな美のポケット」第38話です。


      ちょうど大祭当日(7日)に掲載になりましたが、「南フランス賛歌」と祭には全くそぐわないテーマでごめんなさい。村上は好きだけど南仏も好き、という浮気男の、とりとめのない旅話です。


      浮き立つ祭の気分を味わいながら育った子どもが、おとなになっても祭り囃子を聞いただけでそわそわするみたいに、若い頃に心を揺さぶられた遠い異国の風景は、いまだにぼくの美意識の根底に存在するようです。(^_^;

       

       

      小さな美のポケット 第37話「みるみる学会」

      2019.06.09 Sunday 16:04
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        JUGEMテーマ:地域/ローカル

         

        村上新聞連載エッセイ「小さな美のポケット」第37話が、きょう掲載となりました。今回のテーマは「みるみる学会」です。


        平成5年というと今から26年も前ですが、村上の女性グループによって始められた「まち歩き」そして「まちの宝探し」ワークショップ。3年後、「村上トライあんぐる」というまちづくりグループに運営が引き継がれ、瀬波、岩船、山辺里と場所を替えて、平成15年まで続きました。


        現在は、まちづくり学校の方たちによる「ブラにいがた」が、県内の至るところで実施されていますが、まちを歩いて何かを発見する楽しさは、なにより格別ですね。(^_-)-☆

         

        小さな美のポケット 第36話「造形センスの磨き方」

        2019.05.12 Sunday 20:35
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          村上新聞連載「小さな美のポケット」第36話。今月は少し遅めの掲載となりました。「造形センスの磨き方」と題した拙文です。


          添付写真は、初めて県展で賞をいただいた昭和54年の作品と、佐渡の版画家 高橋信一先生から指導を受けながら作った、コラージュ(貼り絵)による下絵。


          まだぼくが20代の修業時代、どうやって作品を作ったらいいのか皆目わからず、五里霧中・・・県展前になると、悩みに悩んでほんとうに苦しかった・・・。でも、このときがあって今がある。若いときの苦労は買ってでもせよ、ってほんとですね。(^_-)-☆

           

          小さな美のポケット 第35話

          2019.04.07 Sunday 20:54
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            村上新聞の連載エッセイ「小さな美のポケット」第35話が、きょう掲載となりました。「商店街と赤い箱」のタイトルで、25年前に新潟市古町商店街で企画した「BOXアート展」というイベントについて書いたものです。


            まだ古町商店街も元気があった頃、野外での美術展が珍しかった頃、そして人を騒がせることが大好きなぼくら兄弟が、若いエネルギーに充ち満ちていた頃の「むかしむかし」のお話です。


            線香花火みたいに、3日間だけポッと燃えて、すぐに消えてしまったイベントですが、ぼくにとっては、多くの方と知り合い、助けられ励まされながら、たくさんのことを学べた、忘れられない貴重な経験でした。古町モールに、数百個の赤い箱が並んだときの嬉しさは、いま思い出してもワクワクしてくるんです。\(^O^)/

             

            小さな美のポケット 第34話

            2019.03.05 Tuesday 20:27
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              子どもたちの体験を受け入れ始めてから、もう何年になるのかな・・・? 少なくとも20年以上も前に始めたことですが、体験を通して彼らに何を伝えたいのかは、今も少しも変わっていません。


              村上新聞の連載エッセイ「小さな美のポケット」第34話(一昨日掲載)は、「体験する子どもたち」。


              10回の講義をするよりも、1回の体験によって伝えられることは多いと思います。ぼくが何も言わなくても、漆という天然の液体が、ものをつくる喜びを雄弁に語ってくれるのですね。(^_-)-☆

               

              小さな美のポケット 第33話「日記の効用」

              2019.02.04 Monday 20:21
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                2月の第1日曜日のきのう、村上新聞に「小さな美のポケット」第33話が掲載されました。今回のテーマは「日記の効用」です。


                一番古い、小学校6年生の頃の日記帳を引っ張り出して読んでみると、小学校の卒業式の日など、もうすっかり忘れていることがいろいろ書いてあって、なかなかに面白い。


                自分でも赤面するほど幼い記述ですが、その頃はそれなりに一生懸命考えて行動していたのだなと感じ、いつの間にか流れ去った50年の月日が、まるで「幻」のように思えます。


                変わったものと変わらないもの・・・自分っていったい何者なのか・・・。けっして読み返すことを想定して書いたわけではないけれど、たまには過去にタイムスリップすることで、今の自分について考えてみるのもいいかもしれないな、と感じました。

                 

                 

                 

                小さな美のポケット 第32話「年賀状」

                2019.01.02 Wednesday 19:20
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                  JUGEMテーマ:日記・一般

                  JUGEMテーマ:アート・デザイン

                   

                  今年も、連載エッセイ「小さな美のポケット」(村上新聞)をよろしくお願い致します。


                  年明け早々の1月1日号に、第32話「年賀状」が掲載されました。今回は珍しく、村上新聞社の竹内社長から「何かお正月らしい話題で」という注文がつけられたので、このテーマになった次第です。


                  今年、ぼく自身は喪中のため、年賀状を出していないのですが・・・。いつもは250通ほど投函しますので、それがないだけ、今年はすごく楽。でも、部活の練習をサボったみたいに、何となく後ろめたいような・・・。

                   

                  小さな美のポケット 第31話「習い事と創作」

                  2018.12.03 Monday 21:01
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                    「小さな美のポケット」(村上新聞月1回連載)第31話です。
                    今回は「習い事と創作」と題し、父のやっている書道塾から話を起こし、習い事と創作についての、ぼくの考えを書いてみました。


                    写真は、うちの書道塾で毎年1回開催している講習会で、神戸から来られた先生に指導を受ける生徒さんの様子です。といっても数十年前の写真で、指導しておられるのは、父が師事した故・深山龍洞先生(左)、教えを受けているのは、まだ若き頃の叔母(父の妹)、高橋八重のようです。f(^ー^;

                     

                    小さな美のポケット 第30話「美術館の楽しみ」

                    2018.11.10 Saturday 20:30
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                      「小さな美のポケット」第30話(村上新聞連載エッセイ)が、先週の日曜日に掲載されました。


                      今回のテーマは、「美術館の楽しみ」。
                      数ある美術館の中で、どこを紹介しようかと迷ったあげく、今回話のタネにしたのは、東京品川にある「原美術館」と、信州の「美ヶ原高原美術館」です。


                      最近の「芸術の秋」は、展覧会で忙しく、ゆっくり美術館巡りができないという、なんとも矛盾した現状。父と母の付き添いで、週に一度は病院巡り・・・どっぷりと「日常の垢」にまみれているこの頃です。(笑)

                       

                      **********(記事全文)************

                       

                      第三十話「美術館の楽しみ」

                       

                      自然が豊かで人情の厚い田舎は、暮らすにはほんとうに良いところですが、ぼくにとって、ひとつだけ都会暮らしがうらやましいと思うのは、近くに美術館があり、いつでもぶらりと出て、美術に親しめることです。時代の最先端を行く現代美術、美の巨匠たちの回顧展、そして、興味深いテーマで切り取られた企画展など、美術雑誌の展覧会案内には、見てみたい美術展がいくつも並んでいます。


                      でも、ぼくが美術館に行きたい理由は、単に展示されているものを見たいだけではありません。一つ一つの作品が置かれる空間の美しさ、場の緊張感といったものを味わいたいからなのです。


                      今まで訪れたたくさんの美術館。その中で、特にお気に入りの場所を一つあげるとすれば、東京の品川にある「原美術館」でしょうか。静かな住宅地の中、個人の家を改造したヨーロッパ風のモダン建築で、木の床をギシギシと踏みながら、質の高い現代美術を見ることができ、そのあと芝生のある中庭に面したカフェで、コーヒーを片手に、ぼんやり空を見上げる静かなひと時が、ことのほか好きなのです。


                      もちろん、地方にも自然に囲まれた美術館は数多くあります。ぼくにとって特に思い出深いのは、もうはるか昔のことですが、妻との結婚が決まった頃、二人で訪れた信州の「美ヶ原高原美術館」です。九月のその日、美術館は高原特有の濃い霧に包まれていました。道を歩いていくと、何メートルもある巨大な野外彫刻たちが、乳白色の背景の中から、目の前に突然ぬうっと現れるのです。その美しいシルエットは、自然の巧まざる演出によって、驚くほどの鮮やかさで、ぼくらの心に刻みつけられました。


                      最近のアートは、美術館から抜け出して、ぼくらの暮らす日常空間で展示されることも多いようです。その土地の風土や生活文化と、密接に結びついた美術のあり方を問うその試みは、とても意義のあることだと思います。


                      けれどその一方で、美術館の魅力は、今でもぼくを捉えて放さないのです。


                      しーんと静まりかえった空間の中で、ひとつの作品と一対一で向かい合う時、そこには日常から離れた別の世界が存在します。一流の芸術から発せられる美のエネルギーは、美術館という装置によって増幅され、常識で錆びついたぼくらの目を、洗い流してくれるような気がするのです。

                       


                      Calender
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