大七車の検証と運搬

2014.06.02 Monday 19:31
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    昨日6月1日、区長さんから緊急の提案で、完成した大七車の検証をした。
    作業場に集合したのは、区長、区議員、そして町内の各団体の有志二十数名。
    いずれも祭が大好きな、いつもの面々である。

    ひととおり車のできあがりを確かめた後、急遽、町内まで運搬するということになった。
    お祭まで置かせていただくようお願いした場所は、マル上さん(石田こんにゃく屋さん)の店。

    傷つけないように、毛布を当てて慎重にトラックに積み込み、2回往復。
    石田さんの店になんとか無事運び入れた。
    お祭までは、ここに展示することになる。

    マル上のオヤジが、ほろけて(酒に酔って)ぶつかったりしないか、少々不安だが・・・(笑)




     
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    大七車の塗り作業 その16(黒上塗り)

    2014.05.17 Saturday 22:01
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      とうとう最終工程。輪木に黒漆を上塗りする。

      使用したのは、艶のある日本産の黒花塗漆。



      まずへらで漆を全面に渡し、



      刷毛で縦横にならす。





      きのうは強風で少し心配だったが片輪を、
      きょうは雨で作業場は薄暗かったが、もう片輪を塗り終えた。


      乾きが来るまで漆が均一に流れるように、1時間ごとに「返し」(半回転させること)をする。

      きのう塗った方は、ほぼきれいに乾いていた。きょう塗った方も、おそらくは大丈夫かと思う。




      予定より半月ほど遅れたが、まずは作業を終えてほっとしている。
      ぼくも息子も、おかげさまで良い勉強をさせていただいた。
      町内の方々には、心から感謝。

      最近上片町には、ある衝撃的で悲しいできごとがあったが、7月6日、7日は、みんなで力を合わせ、良い祭にしたい。

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      大七車の塗り作業 その15(骨の再溜塗り)

      2014.05.13 Tuesday 20:55
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        大七車の塗り その14。
        きのう、きょうと、再び骨に溜(ため)漆の上塗りをする。

        先回の失敗に学び、今回は漆の乾きをさらに入念に調整し、かなりやわらかくして、薄めに塗った。また「返し」と言って、漆の流れを均一にするために、塗り終わってから乾きが来るまで一定時間ごとに、車を半回転させることも行った。作業時間、両輪で延べ4時間。

        ぼくの投稿を見て下さっている方には、なにかとご心配をおかけしたようだが、昨夜は待望の雨も降り、おかげさまで今度はうまく乾きそうだ。

        雨降って、地固まり、漆も固まる。めでたし、めでたし・・・と言いたいが、おっと、まだ最後のクライマックスが残っている。ここで気を抜いたため、終了間際、オウンゴールで失点・・・なんてことがないようにしよう。(^_^;)

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        大七車の塗り作業 その14(骨・玉木の研ぎ)

        2014.05.09 Friday 22:15
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          上塗りの失敗に際して、多くの方からお見舞いや激励のお言葉をいただいた。
          心から感謝。ありがとうございました。

          職人としての未熟さを実感し、恥ずかしい限りだが、気を取り直し、3日間かけて、すべての骨と玉木を研ぎ直した。
          来週早々に、再度溜漆を上塗りする予定。

          何やら外は真冬のような荒れ模様だが、明日には天気は回復するようなので、今度は慎重に下準備をしてかかろうと思う。

          ところで、あす新潟総合テレビ(NST)午後6時からの「スマイル・スタジアム」で、先日の漆はし塗り体験の様子が放映されるとのこと。新潟県内の方には、さらに輪をかけて恥をさらすことになるけれど、どうかご勘弁を。(^_^;)


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          やはり・・・大七車の塗り 番外編

          2014.05.07 Wednesday 20:34
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            やはり・・・嫌な予感が的中。
            4月30日に塗った方は、流れて「タマリ」ができ、5月1日に塗った方は、ひどい「チヂミ」が出ていた。恥ずかしながら、見事な失敗である。

            その原因は、漆の調整ミスと、厚く塗りすぎたことによる。
            ずっと乾燥注意報が出ていたため、漆が乾かない事ばかりを心配していたが、雨が降って急に蒸し暑くなり、逆に漆が早く乾きすぎてしまった。天気を完全に見誤ったのだ。

            とりあえず応急処置として、一昨日、チヂミのひどく内部の膿んでいる箇所を、へらで剥いておいた。そしてきょうから全部を研ぎ直す作業を開始。

            予定より手間がかかることになったが、その分、塗る回数が増えて表面がなめらかにはなる。こうした仕事に失敗はつきものだが、その失敗を逆手にとって、より良いものに仕上げればいいのだ・・・などと、負け惜しみを言うことばかり上手になったなあ・・・。(^_^;)




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            大七車の塗り作業 その13(溜上塗り)

            2014.05.01 Thursday 22:20
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              大七車の塗り その13「溜上塗り」(ためうわぬり)。
              いよいよ大詰め。阿弥陀骨と玉木に溜漆(ためうるし)を塗る。
              「上溜」(じょうだめ)という、溜塗り専用の透明度の低い漆だ。

              表と裏から、二人での共同作業。
              隙間が狭く、漆もすぐ堅くなるので、とても塗りにくい。

              片輪21本で2時間。けっこうの量だ。
              ずいぶんと「色」がついたが、果たしてうまく乾くだろうか。
              塗っている最中、作業場に2羽の鳥が舞い込むというハプニングもあった。
              なにやら不吉な予感がする・・・。(^^ゞ





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              大七車の塗り作業 その12(中研ぎ)

              2014.04.26 Saturday 22:24
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                一昨日塗った黒中塗り漆は、きれいに乾いた。
                中塗り漆は油分の入らない漆なので、乾くと艶が引く。
                きょうはそれを研ぐ「中研ぎ」だ。



                使うのは、「駿河炭」と言われる漆専用の木炭と、中研ぎ用の砥石(三和の800番)。
                炭は水をつけて中砥に擦り合わせて修正し、常に研ぐ面を平らにして使う。エッジは丸くする
                擦り合わせた時の磨ぎ汁が、良い研磨剤ともなるのだ。
                      ↓


                研ぎ面にぴったりと当て、たっぷりの水で円を描くように、漆の面とお互いに擦り合わせるように研いでいく。
                       ↓


                面取りをしたところは、砥石を使う。
                     ↓




                ある程度研いだら、ボロ布で水分を拭き取り、研げた部分とまだの部分を確かめる。
                        ↓


                あまり研ぎ込むと、下の錆が出てしまうので、80パーセントくらいで止めておく。
                         ↓


                「玉」の部分も溜漆を塗り直すため、耐水ペーパーを砥石に巻いて軽く研いでおく。
                        ↓


                時々、町内の若い人たちが様子を見に来て、差し入れをしてくれる。
                先日は高橋秀樹君が、きょうは、山ノ井道夫君が来てくれた。お茶の差し入れ、ありがたくいただいた。こういう心遣いがとても嬉しい。
                いろんな人たちの想いや厚意が、漆といっしょに塗り込められて、車は仕上がっていくのだなあ、と実感する。
                       ↓


                2輪、裏表の中研ぎが完了。所要時間:2時間半×3日。
                       ↓
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                大七車の塗り作業 その11(中塗り)

                2014.04.23 Wednesday 22:31
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                  双方の車の地研ぎを終え、きょうは中塗りだ。

                  折よく、昨夜から今朝にかけて雨が降り、村上地域に出されていた乾燥注意報も解除になった。
                  漆を塗るには最適の条件である。

                  まずは、塗ろうとする輪木を「タッククロス」という粘着性の拭き布で拭き、表面についたホコリや汚れを除去する。
                         ↓


                  塗るのは、黒中塗り漆。油分が入っていない乾燥の早い漆だ。
                  家で漉し、チリを除去してきた。もちろん刷毛も漆で洗って、へらで突き出し、毛の中に残っているゴミや油分を除いてある。
                        ↓


                  まずは、弾力のある幅の広いへらで、全体に薄く漆を引く。できるだけ厚みが均一になるよう、縦横にならす。
                             ↓


                  縁(へり)の部分などは、刷毛に漆をつけて、エッジにしごくように漆を渡す。
                            ↓


                  最初は縦に、次は横に順々に刷毛を動かして、均一の厚さになるよう漆をならしていく。
                  漆の中に含まれている溶剤が揮発し、漆は堅くなるので、刷毛を持つ手に力を入れてしっかり支え、角度を一定にして塗らないと、ムラが出てしまう。
                           ↓


                  溝などの細かい部分も気を抜かずに。また漆がたまらないように注意して塗る。
                  ホコリなどのチリを見つけたら、刷毛の先で拾い上げて除去し、再度表面をならす。
                            ↓


                  表が終わったら、裏を塗り、手早く作業を進める。
                     ↓


                  4面ともできあがり。所要時間:2時間半。これを2日くらい放置して乾かす。
                        ↓
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                  大七車の塗り作業 その10(地研ぎ)

                  2014.04.18 Friday 23:23
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                    昨日、もう片方の車の「摺りうるし」を終えた。
                    きょうは、その研ぎ、いわゆる「地研ぎ」(じとぎ)の作業だ。

                    けれど、昨日つけた漆は、まだ完全に乾いていなかった。
                    なにしろ、村上地域には「乾燥注意報」が出続けなこの頃なのだ。
                    「乾燥注意報が出ているのに、乾かない?」と不思議に思う方もおられるだろうが、漆は湿度が高くないと乾かない。75〜85パーセントの湿度が最適なのだ。

                    それできょうは、一昨日つけた車の方だけ研ぐことにする。
                    使用するのは、三和の800番砥石。
                         ↓


                    砥石に水をつけて、少しずつ研ぐ。研げたところは艶が消え、白くなる。
                    あまり研ぎ込むと下の錆や木が出てしまうので、ほどほどに50パーセントくらいで抑える。
                         ↓

                    輪木全体を研ぎ終えたところ。骨の部分は研がない。所要時間は1時間半。
                        ↓
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                    大七車の塗り作業 その9(摺りうるし)

                    2014.04.16 Wednesday 20:46
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                      きょうの作業は「摺りうるし」だが、それに先だって父が、製作と塗りを行った職人の名前と製作年月を、車の裏の方に墨で書く。組み立てると屋台に隠れて見えないが、車を外すと読める位置だ。


                      摺りうるしは、まずは骨から。
                      何も加えない生漆(きうるし)を、へらと刷毛を使って、しごくように摺り入れていく。
                             ↓


                      きょうは、父も作業に参加。
                          ↓


                      骨の4面に、漆をまんべんなく摺り込むには、なかなか骨が折れる。
                      骨が折れちゃいけないんだけど・・・(笑)

                      次に、ボロ布で全面を拭く。
                          ↓


                      骨の摺りうるし完了。先に引いた紅柄砥の粉(べんがらとのこ)が漆で定着し、良い色に染まった。
                          ↓


                      次に、輪木の摺りうるし。
                          ↓


                      漆を引くと、錆の面がしっとりと濡れたようになる。
                            ↓


                      輪木は拭かずに、そのまま乾かす。摺りうるし完了。
                      きょうの作業は、片輪のみ、所要時間は2時間半。もうひとつの車は明日。
                           ↓


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