「縄文の造形美」展

2018.09.23 Sunday 10:46
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    葬儀やら何やらで、なかなか行けなかった「縄文の造形美」展。明日24日で終了することから、ようやく昨日、見ることができました。


    会場は、三面ダムの近くにある「縄文の里 朝日 奥三面歴史交流館」。企画展は、糸魚川の海辺、六反田南遺跡に出土した「火焔形土器」を中心に、魚沼・村上・佐渡の出土品を交えての展示です。


    「縄文人って造形センスがあるんだなあ・・・」
    火焔形土器の力強く流麗な造形を見て、今更ながら驚嘆しました。また、石器の製作工程や使い方なども示され、とても面白くわかりやすい展示でした。


    常設展の方も、解説テープを聴きながら、ゆっくりと鑑賞。この地域がなぜ「三面」(みおもて)と言われるようになったのかとか、熊を捕るための驚くべき仕掛けとか、この地域で盛んに行われていた漆掻きの資料など、興味深いものがたくさんありました。


    自然の営みに沿った縄文人の暮らしは、厳しい反面、精神的な豊かさを感じさせるもので、つい最近まで存在していた奥三面の「マタギ」としての生活を参考にしながら、想像の翼を広げることができました。


    スタッフの和田寿久さん、良いものを見せていただき、ありがとうございました。<(_ _)>

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    新潟日報文化欄への寄稿「展覧会へようこそ」〜中村謙二展〜

    2018.08.06 Monday 20:32
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      きょう、新潟日報文化欄に掲載となった記事。
      弥彦の丘美術館と中村謙二さんご自身から依頼され、書いたものです。つたない文章ですが、この記事が、少しでも弥彦の丘美術館の集客につながればいいなあ・・・と思っています。

       

      ************* 本文全文 **************

       

      天の明るさと地の暗さとの対比が、山の稜線のシルエットをくっきりと描き出した後、ゆっくりと照明を落とした空は、やがて濃紺に染まり、星の粒を浮かび上がらせる。その静かな時の流れと鮮やかなる変化。展示室の中は、そんな夏の夕闇の情景を彷彿とさせる舞台装置のようだった。


      この美術館では9年ぶり2回目になる中村謙二さんの今回の展示は、1979年の日本現代工芸美術展初入選作「暮海」をはじめ、日展出品の3点の一曲屏風を中心として、最近の中小作品まで、綿密に調整された照明の中に、20点の漆の平面作品が整然と並ぶ。筆で描いた漆の線に金粉を蒔く「蒔絵」(まきえ)、彫刻刀で彫った線に金粉を摺り入れる「沈金」(ちんきん)、金粉の代わりに色漆を埋める「蒟醤」(きんま)、夜光貝やアワビなどを漆で貼り付ける「螺鈿」(らでん)、金属の板を埋め込む「平文」(ひょうもん)など、あらゆる漆の加飾法が、自在に駆使されているものばかりだ。


      それらは、加茂の建具屋さんの次男として生まれ育った中村さんが、漆と出会い、漆の魅力に惹かれながら、長い経験によって身につけた確かな技。「一本の線でもおろそかにするな」と教えられたという中村さんは、一つの正円でさえ、彫刻刀の角度を固定して一定の力で彫るための道具を考案する。発色を良くするために、3日かけてゆっくり乾くように漆を調整したりもするそうで、その陰には多くの工夫や研究が積み重ねられているのだ。


      天空に散りばめられた星のきらめき、アンコールワットや王冠、装身具、象形文字など歴史を感じる豊かなイメージが、まるで宇宙そのものを製図するかのように、考え抜かれた構図の上に一体となり、見る者をはるかな遠い世界へと引き込む。数多くの名誉ある賞や表彰を受け、県の工芸界の第一人者だが、そんな経歴とは裏腹に、穏やかで謙虚なお人柄、惜しげもなく技術を教える懐の深さは、作品にも反映していると感じた。


      星と星の間の暗い部分はけっして空洞ではなく、そこにも望遠鏡をかざせば無数の星のきらめきがあるように、黒の漆は、技術やイメージや作者の人間性をも溶かし込みながら、どこまでも深く、温かい。おそらくそれは、誰でもが心に持っているという宇宙、「曼荼羅(まんだら)」の世界そのものと言えるかもしれない。

       

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      護国神社雪洞絵

      2018.07.05 Thursday 19:27
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        新潟市の護国神社から、毎年揮毫を依頼される「万燈みたま祭り」用の雪洞(ぼんぼり)絵。

        ことしは、墨と透明水彩を使って、「あやめ」を描いてみました。

         

        全体に線が細くて、あまり出来がよくないけれど、まずはひと仕事終わって、ほっとしました。

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        佐藤陽一さんの作品たち

        2017.03.21 Tuesday 20:50
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          昨日は、新潟県美術家連盟の会議と懇親会があるので新潟市へ。少し早めの電車で行き、朱鷺メッセのアートギャラリー万代島にて、長岡在住の造形作家、佐藤陽一さんの個展を観る。


          最終日のため、陽一さんは奥さんと二人で会場におられた。彼と会うのは十何年ぶりだろう。奥さん共々、少しも変わってなくて、若々しかった。積もる話に花が咲く。


          お土産にこんな素敵な作品集をいただいた。会場に並べられていた作品も、はじけるように楽しいものばかり。

           

           

          若い頃、脱サラして始められた作品づくり。紙粘土や石を使って作られた動物たちは、たちまち大ブレークし、西武デパートなどの店頭を賑わすことになる。作風は基本的に変わらず、ますます進化し、種類が豊富になったようだ。


          彼は、作品の見せ方がじつにうまい。フクロウやウシ、ネコなどは、うちのかみさんの机に今でも鎮座して、毎日ぼくらの目を楽しませてくれている。

           

           

          作者も作品も、数十年前と変わっていないことに、なんだかとても大きな安心感と頼もしさを感じることができたひとときだった・・・。(*^_^*)

           

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          4つの美術展

          2016.09.22 Thursday 19:37
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            連休などには関係なく、思い立ったらいつでも出かけることができる自由な身。・・・とは言っても、さまざまな絡みがあり、外出にはやはりタイミングが必要だ。


            折良く昨日は、終日外出が可能となり、台風一過の清々しい青空の下、長岡〜見附〜弥彦〜新潟と、4つの展覧会を巡ることができた。
            (以下、それぞれの紹介は長文になりそうなので、お忙しい方はこの辺で退散を・・・f(^ー^;)

             

             

             

             

            長岡の県立近代美術館では,ボストン美術館所蔵による「ヴェネツィア展」。イタリアのヴェネツィアは、「小さな美のポケット 第3話」にも書いたように、ぼくにとっては,若い頃、全身の血が逆流するかと思われるほどの感動を覚えた、いわば「初恋」の街。


            当時この目で見た風景と、繁栄の絶頂にあった15〜16世紀の頃の街並みを描いた絵画にダブらせながら、想像力の翼を広げる。
            ヴェロネーゼ,ティツィアーノ,ティントレットというヴェネツィア派3大巨匠の豊かな色彩や、17世紀のバロック絵画に通じる,光と闇の劇的な表現、ため息が出るほどに美しいガラス工芸品や織物にも魅了された。

             

             

             

             

            見附市の市民ギャラリー「みつけ」では、「WORKS 墨と鉄」と題した,書家 内山玉延さんと彫刻家 霜鳥健二さんのコラボレーション展。1階の2つの部屋には、個展としてそれぞれの作品が並び、2階の広々とした空間には、二人のインスタレーション作品によるコラボ。


            内山さんの抜群に美しい空間表現、霜鳥さんの錆びた鉄の表情を活かすフォルムの訴求力に圧倒される。お二人の作品から、創作のヒントをいくつもいただいた。

             

             

            弥彦の丘美術館では、櫛谷一代さんによる日本画展「道標(みちしるべ)」。長い間、働く人々を描き続けてきた櫛谷さんの、「人間讃歌」とも言うべき作品群。その眼差しは、とても優しく温かかった。

             

             

            そして最後、アートギャラリー万代島では、川嶋宣彦さんと木村富美子さんの二人展。
            鳥や樹木など自然をこよなく愛する川嶋さんの鋳金作品は、金属であることを忘れさせるほどの、やわらかく,ほんのりとした優しさに満ちている。


            精緻な蒔絵技法を駆使する木村富美子さんの作品は、艶やかな色漆と金・銀粉の輝きが,深い黒漆を背景として浮かびあがり、女性らしい細やかな感性と誠実さを、そこに感じとることができた。

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            児童図画展覧会

            2014.11.02 Sunday 21:38
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              子どもの目って、どうしてこんなに素晴らしいんだろう!

              きょうで閉幕した村上市展と同じ会場に飾られていた「児童生徒図画展覧会」。
              粒ぞろいのアーティストたちの作品には、ぼくら大人たちが失ってしまった、きらきらした感性が光っていた。

              いやあ、まいりました。子ども、ばんざ〜い!\(^O^)/


















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              第2回上片町作品展

              2014.11.02 Sunday 21:23
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                一昨年に続いて2回目となる「上片町作品展」が、町内のお年寄りの会「なかよし会」の主催で、昨日、今日の2日間開かれた。会場は、町内の集会所になっている上片町地蔵堂。

                絵画や写真、書道、お習字、編み物や洋裁、人形などの手芸品、掛け軸、俳句、木工品等々、上片町に住む、子どもからお年寄りまでの幅広い年代層の作品が、ずらりと並ぶ。同じ町内に、ものづくりを楽しむ人たちがこんなにもおられたのか、と驚くほど。

                中には、もうすでに故人になられた方の作品や、昔の写真、平成13年に発行された「上片町三百年誌」の草稿、そして祭り屋台がつくられたときの領収書なども展示され、上片町がつくられた経緯や、地蔵堂の由来についての考察などの歴史話に花が咲いていた。

                ただ作品を鑑賞するだけでなく、そこから派生するさまざまな話題で、近隣の人たちの、年代を超えた交流が深まるところが、こういう催しの良さのひとつではないだろうか・・・とあらためて感じた。




















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                五泉市展の視察

                2014.11.01 Saturday 21:11
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                  村上の市展オープニングセレモニーが終わってから、市展検討委員会のメンバー7名で、市のマイクロバスに乗り込み、五泉市展の視察に行く。

                  ぼくが座長をつとめる市展検討委員会では、減少傾向にある出品者、来場者を増やすため、村上市展の改革を計画しているのだが、ここ五泉の市展は、一般の人が出しやすい「文化展」が同会場に併設されていると聞いて、ぜひ見てみようということになったのだ。

                  五泉市総合会館という、県内随一という巨大な会場もすごいが、団体ごとに分けられて飾り付けられた作品の数々から、発散する創作への熱気、ものづくりの楽しさがむんむん伝わってきて、思わず感嘆の声を上げる。
                  旧村松町にある「さくらんど会館」には、文化展の個人の部が展示され、そちらも見学する。五泉は文化度がとても高いと感じた。そして、なによりも、これだけの会場を用意して、市民の文化意識を向上させ支援している、五泉市の取り組みが素晴らしい。

                  この視察で得たことを、必ずや何かの形で、村上にも取り入れたいと思う。










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                  第43回芸展のご案内

                  2014.10.29 Wednesday 20:43
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                    きのうは「第43回芸展」の作品搬入をし、新潟市内に一泊して、きょうは工芸部門の審査をして帰宅した。
                    結果は、明日、明後日の新潟日報紙上に発表される。(それまではヒミツ・・・)

                    会期は、日本画、洋画、彫刻が11月1日(土)から7日(金)までの前期。工芸・書道が11月9日(日)から16日(日)までの後期。会場は、日本画が新潟市民文化会館、ほかは県民会館ギャラリーである。いずれも力作揃いなので、ぜひ多くの方に見ていただきたい。

                    チケットは、一般500円、前売り400円だが、ぼくが持っている分は無料でおわけするので、欲しい方は遠慮なくご連絡を。(^_^)b

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                    市展審査・講評

                    2014.10.29 Wednesday 20:36
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                      昨日は、村上市展の審査・展示・講評があり、終日会場に詰めていた。 

                      彫塑・工芸部門の審査を担当されたのは、佐渡からはるばる海を越えてきて下さった本間秀昭さん。本間さんは、つい先日の発表で、日展特選に輝いたばかり。日本でも有数の竹芸作家である。

                      そんな日展会期直前のお忙しい中、丁寧に作品を見て下さり、作品講評会では、出品者おひとりおひとりに、温かな声をかけられていた。  





                      今回、彫塑・工芸部門で市展賞を受賞したのは、斎藤知行さんの作品。鉄と漆を使ったモダンな平面。



                      そして、洋画・版画部門での市展賞は、斎藤市子さんの、ダイナミックな色彩と構図の抽象作品だ。

                      ​会期は11月1日から3日間。会場は村上体育館である。 さてぼくの方は、明日新潟市の県民会館ギャラリーで、「芸展」(芸術美術展)の作品搬入。明後日は公募審査と続き、明日は新潟のホテルに一泊する。

                      いよいよ展覧会シーズン突入だ。ちょっと天気が荒れ模様・・・審査が大荒れにならなければいいのだが・・・(^^ゞ
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