金継ぎ(皿)と銀継ぎ(カップ)・色紙額(端午の節句)

2019.05.05 Sunday 11:29
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    子どもさんが作ったお皿を、納品直後に落として割ってしまわれたというお客さま。なんとか金継ぎでよみがえりました。


    土が軟らかいため割れ目がギザギザで、金の線が太くなり、欠けがないところを漆の下地で埋めたので、全体的に金の面積が多くなってしまっています。奇しくも「光」の字とうまく合ってますね。(^_-)-☆

     

     

    「いぶし銀のようになるのを期待して」と、金ではなく、銀を希望された依頼主の稲垣さん。銀粉が時とともに錆びて黒っぽくなる銀継ぎも、また黒っぽい色のカップに合っていいものですね。

     

     

    また先日「端午の節句用に額を作ってもらえませんか」とのお客様のご依頼にお答えして、こんな色紙額を制作しました。もう少し漆の色が出ると、より明るくなると思います。


    色の変化も、漆の楽しみのひとつなのですね。(^_-)-☆

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    3歳児作小鉢の金継ぎ完了

    2018.06.22 Friday 19:44
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      3歳の子がつくったという、小鉢の金継ぎが完了しました。


      お母さんにだっこされながら、自分のひざ小僧を型にして、手びねりしたものだとのこと。悲しいことに、飼い猫によってバラバラに壊されてしまったそうですが、なんとかよみがえりました。\(^O^)/

       

       

       

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      3歳児のつくった器を金継ぎ

      2018.06.10 Sunday 13:49
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        考古学者になったようです・・・(笑)


        なんとこの器、3歳の子が、お母さんの膝に抱かれてつくったものだとのこと。その大切な記念の器を壊したのは、猫のしわざだそうです。(>_<)


        こういう金継ぎは、特にやりがいがあります。・・・なんとか勘を頼りに復元しました。(^^ゞ

         

         

         

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        大花瓶の金継ぎ完了

        2017.07.14 Friday 20:21
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          約1ヶ月前、みなさんに励ましのお言葉を多数いただいた、大花瓶の金継ぎが何とか完了し、きょう依頼主の紫雲寺中学校に、納品に行ってきました。


          塗り風呂の出し入れは、重くてたいへんだったけれど、太めの母親を介護するような気持ちで抱きかかえ、なんとか・・・。


          ヒビの部分は、内側からじょうぶな和紙を漆で貼り、下地を施して黒漆を塗ることで補強しました。


          バケツで9杯、たっぷりと水を入れ、1時間ほど置いて、水漏れがないことを確認。これなら実用に耐えうるでしょう。どうしようかと思ったけれど、なんとかなるもんですね。


          腰が少々痛いのは、この花瓶のせいではなく、祭の後遺症かと思われます。f(^ー^;

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          大壷の金継ぎ依頼

          2017.06.22 Thursday 21:42
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            さてさて、これを金継ぎしてくれと頼まれ、OKしちゃったけれど、どうしたもんじゃろうのう・・・。


            どでかいし、重い。ひび割れが途中まで入っていて、いっそ割ってしまいたいんだけど、容易に割れない。
            どうしたもんじゃろうのう・・・。


            依頼主は紫雲寺中学校。卒業式に使う「花生け」らしいのだが・・・。

             

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            大物の金継ぎ完了

            2017.03.02 Thursday 21:14
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              あの「大物」の金継ぎが完了。きょう新発田の依頼主の方が、受け取りに見えました。明治の頃につくられたらしい花生けとのこと


              「麦漆で接着はしてあるけれど、モノ自体に重量があるうえ、水など入れたらかなりの重さになるので、取っ手は持たずに下の方から抱えるように持ってください」と、いちおう注意はしておきました。実際、花を生けると、どんな感じになるかな・・・?


              ほかに、川崎の方の依頼によるお皿と、阿賀野市の方のお茶碗も発送。お茶碗は娘さんが作られたものだそうで、とても喜んでいただきました。


              金継ぎの仕事は途切れることがなく、依頼が舞い込みます。器を大切にされる方が多い証ですね。とても嬉しいです。(*^_^*)

               

               

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              金継ぎラッシュ

              2015.11.29 Sunday 19:26
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                嵐のように過ぎた11月・・・。
                展覧会もさることながら、自分でもびっくりポンなのは、「金継ぎ」のラッシュ。

                「いったいあなたは茶碗屋さん? 骨董屋さん?」とかみさんに笑われるくらい、今月は陶磁器やガラスと格闘していた。f(^ー^;

                皿、湯呑み、小鉢、飯椀、急須、カップ、抹茶茶碗、天使の置物・・・そしてなんと、直径50センチくらいのガラスのランプシェードまで。なんでもご両親の形見の品だとか・・・。

                今月継いだ品は、全部で27点。モノがあふれる時代に、これだけ修理の需要があるということは、それは単なるモノではなくて、そこに「心」が宿っているものが多いということなのかな。

                そんな優しい心を守るお手伝いができるって、この仕事も捨てたもんじゃないなあ・・・。(*^_^*)

























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                湯呑みの金継ぎ

                2015.01.23 Friday 23:35
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                  先日、新潟の季刊情報誌「SUITO」(新潟粋人)の取材を受けた。金継ぎの作業を撮影させてほしいという。

                  たまたま1ヶ月前に、あるお客様から依頼を受け、破片を接合し、下地つけを終えて、あとは金を蒔くだけになっていた湯呑みがあったので、その作業をやっているところを撮ってもらった。







                  掲載されるのは、2月28日発売の「2015年春号」とのこと。 
                  うちのHPをご覧になって、これを依頼されたお客様に、完成した湯呑みをお送りすると、(送られてきた金継ぎを見て)「思わず感嘆の声が出ました。最初は処分してしまおうかと思ったものですが、10年近く愛用していたのと、継いだらカッコよくなりそうとの考えで大滝さんにお願いしました。初めての金継ぎでしたが、大正解でした。また機会がありましたら、是非頼らせていただきます。」との、とびきり嬉しいメールをいただいた。

                  ものを大切にされる方のお手伝いができ、まさに職人冥利に尽きる思い。この喜びが、雑誌の記事からも読者に伝わるだろうか・・・。(*^_^*)

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                  湯呑みの金継ぎ6 金化粧

                  2009.03.23 Monday 18:00
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                    さて、いよいよ大詰めである。

                    まずは、塗り風呂に2日くらい入れておいた湯呑みを取り出し、#400くらいの耐水ペーパーを使って、錆を水研ぎする。陶器の表面を傷つけないように、たっぷりと水をつけ、研ぎこむ。


                    その都度、ぼろ布で水分を拭き取り、錆が研げているかどうか確認しながら、作業を進める。


                    錆研ぎが終了した状態。外側


                    同じく内側。



                    弁柄(べんがら)漆をへらでパレットに少量出す。


                    漆をやわらかくするため、テレピン油を1〜2滴たらし、


                    全体が均一になるよう、へらで良く混ぜ合わせる。


                    細い蒔き絵筆に弁柄漆をつけ、継いだ部分をなぞる。まずは内側から。


                    続いて、外側も。錆が完全に隠れるように。



                    弁柄漆による地塗りが終了した状態。


                    塗り風呂(または乾燥箱)に入れて、約1時間(夏期)〜2時間(冬期)乾燥させる。(その時々の気温や湿度により異なる)



                    使った蒔き絵筆は、まず筆に含まれた漆を、専用の筆洗いでそっと掻き出し、


                    菜種油(サラダ油)をつけて、


                    パレット上でよく油となじませるように洗い、


                    同じように筆洗いで、漆が含まれた油を掻き出す。この一連の作業を3度くらい繰り返し、筆に含まれた漆を完全に洗い出す。最後に、もう一度油を含ませて、横にして収納する。



                    地塗りをしてから1〜2時間経ち、生乾きになった状態で、塗り風呂から取り出す。弁柄漆が少し黒っぽく変わっている。


                    綿に、金粉(金の消粉)をつけてそっと撫で、金を摺り入れる。全部すんだら、もう一度塗り風呂に入れ、2〜3日おいて十分乾かす。



                    金継ぎの完了。



                    これで金継ぎの方法については、ひととおりの説明を終わるけれど、自分でこれをやってみようと思われる方に、少しは参考になっただろうか。

                    金継ぎって意外と工程が多くあって、たいへんなんだなあ、と思われた方が多かったのではないかと思う。

                    材料や手間を考えれば、むろん専門家に任せた方が、安上がりになることは確実だが、何事も自分でやってみることで、いっそうの難しさがわかり、それゆえに面白さもあると思う。興味のある方は、ぜひ挑戦してみてほしい。
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                    湯呑みの金継ぎ5 錆付け

                    2009.03.19 Thursday 19:59
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                      きょうの作業は、「錆付け」(さびつけ)である。

                      錆とは、一般に言う金属が酸化したものではなく、水で練った砥の粉(とのこ)と生漆(きうるし)を混合した下地漆のことである。素人の方はここまでする必要はないかもしれないが、ぼくは継いだ部分が滑らかになるので、金粉をつける前の下地として、これを施している。

                      まずは錆付けをする前に、先回つけた刻苧(こくそ)の余分な部分を削り、サンドペーパーをかけておく。

                      先回と同じように、小刀で刻苧を平らに削る。


                      #400くらいのサンドペーパーを当てて、表面をきれいにする。


                      錆付けに使う道具、材料を揃える。砥の粉、水、生漆(きうるし)、練り板、練りべら、面相筆(使い古しでよい)



                      砥の粉の固まりをへらの腹を使って磨りつぶす。


                      少しずつ量を加減しながら、水を加える。


                      砥の粉と水が均一に混ざるように、よく練る。




                      生漆を加える。水練り砥の粉と生漆が約半々になるくらいの量。


                      それをへらで回すようにして、よく混ぜ合わせる。




                      錆のできあがり。


                      できあがった錆を、接合した線に沿って、面相筆で盛り上がるようにつけていく。まずは内部から。


                      続いて外側も。


                      できあがり。これをまた、塗り風呂に入れて2日くらいよく乾燥させる。


                      (次回に続く)

                      湯呑みの金継ぎ6 金化粧

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