ヴァイオリン・リサイタルの鑑賞

2017.12.02 Saturday 21:01
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    「もしもこの人に出会わなければ、今の自分はない」と思えるような恩人が、ぼくにはありがたいことにたくさんいます。


    そのうちのひとり、新潟大学でも教えていらした彫刻家の関口昌孝先生。この人にデッサンを習わなければ、ぼくは美術大学に入ることはできなかったと思います。


    残念ながら先生は、数十年も前にもう故人になられたのですが、先生のお嬢さんが、ヴァイオリニストとして、国内外でご活躍中です。


    昨日は、その関口智子さんにご案内をいただいて、新潟市の市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」で行われたヴァイオリン・リサイタルに行ってきました。去年に続き2回目です。


    前半は、エルガー、マキュアン、スタンフォード、サン=サーンス、シューベルトのあまり知られていない楽曲を中心に。


    そして後半は、幸田延(こうだのぶ)という、明治・大正の、女性が音楽家として生きていくことがきわめて困難な時代に、日本人による初のクラシック作品を作曲したり、山田耕筰、滝廉太郎、三浦環などという優れた音楽家を育てたりした素晴らしい女性を紹介し、彼女が25歳と27歳の時に作曲した2つの素晴らしいヴァイオリン・ソナタを演奏して下さいました。ちなみに、延の兄は、今年生誕150周年を迎えるという作家の幸田露伴です。


    この頃は、音楽をじっくり聴くなどということがほとんどないぼくですが、ヨーロッパ各地でご活躍中という才能あるピアニスト、安達朋博さんの弾く力強いピアノと、智子さんのたゆたうように豊かなヴァイオリンの音色がぴったりと調和し、しばし日常を忘れ、恍惚とした世界に浸ることができました。


    優れた音楽は、自分を無にし、ただ受け入れるだけで、自分を包み込み、別世界に連れて行ってくれるような、優しさや奥深さがありますね。こちらの感性に直に働きかけて、知らず知らずのうちに、自分の感情が動かされてしまうダイナミズムを実感しました。(*^_^*)

     

     

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    金沢レポート その4 卯辰山工芸工房

    2017.10.24 Tuesday 19:37
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      金沢レポート その4。
      「まだやるの、もううんざり・・・」という方、ごめんなさい。これで終わりです。(^^ゞ


      金沢に行ったら、一度は訪れてみたいと思っていた「卯辰山(うたつやま)工芸工房」に、今回の旅の最後、石川県デザインセンターの志甫(しほ)さんに、車で連れていっていただきました。


      卯辰山は、金沢市の東(卯辰の方向)にある小高い丘で、金沢市街が一望に見渡せ、花見の名所として公園になっています。村上の「お城山」(臥牛山)を少し大きくしたようなところと言っていいでしょうか。けれど車で楽に上れます。


      そこにある「卯辰山工芸工房」は、金沢市制100周年を記念して平成元年に作られたという「工芸」の総合施設で、若い技術者やアーティストを育てる工房があり、優れた工芸を市民に見せるための展示施設を備え、さらに市民を対象にした工芸教室が開催されています。


      今回は、「陶芸・ガラス・金工・漆・染」の5つの工房を窓越しに見せてもらいました。いわゆる工芸の研究所のようなところで、審査によって選ばれた若い人が、ここで3年間、技術や創作の研修を行います。市内外から一流の方たちが講師として招かれますが、研修にかかる費用は無料で、しかも在籍中、金沢市から「奨励金」が支給されるとのこと。


      意欲ある若い人たちが、生活の心配をせずに、のびのびと自分の技や造形を学べる制度は、ほんとうに素晴らしく、まさに「加賀藩御細工所」のひとづくりの精神を受け継いでいることがわかります。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      展示場では、常設展示のほか、今回は「乾漆展」という優れた企画展を見せてもらいました。残念ながらその展示品の写真は撮れなかったのですが、チラシと作品目録を紹介しておきます。

       

       

       


      やはり金沢は先進地です。街のたたずまいのみならず、工芸や芸術の文化を継承し、育てていくその姿勢に、街の「度量の深さ」のようなものをひしひしと感じた旅でした。
      長いレポートに根気よくおつきあいいただいたみなさん、ありがとうございました。

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      金沢へ出発

      2017.10.14 Saturday 21:31
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        明日、新潟市の東映ホテルにて芸展の審査員会議に出たあと、電車で金沢へ向かいます。


        金沢市の兼六園内にある「石川県立伝統産業工芸館」で開かれている「うるしが語る、うるしを語る」展、「世界の漆」展、「small things」展と、近くの「石川県政記念しいのき迎賓館」での「国際漆展」を見るためです。


        自分の作品・製品がどのように飾られているかももちろん関心がありますが、世界中から出品された斬新な漆作品が見られることに胸が高鳴っています。


        17日にはまた別の会議があるので、16日中には帰りますが、スマホを持たないぼくは、2日間だけ姿をくらますことになります。何か緊急の用がある方は、ぼくの上司にご連絡下さい。


        ちなみに上司とは、かみさんのことですが・・・(笑)

         

         

         

         

         

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        土屋敬彦君の告別式

        2017.10.04 Wednesday 21:23
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          またひとり、大切な同級生が、あの世へ旅立ってしまった・・・。土屋敬彦君。きょうはその告別式。

           

          中学・高校の時からずっと「剣道」ひと筋の人生。いつも冷静沈着で、寡黙な印象の彼だが、剣道に寄せる彼の熱意、情熱は、半端ではなかった。剣道を通しての教育、ひとづくり・・・彼から大切なものを受け取った子どもたちは、大勢いることだろう。

           

          3年前の中学還暦同期会では、幹事長を務めてくれた。今年になって肺がんが見つかったが、順調に快復し、このお盆には同期会にも出席。まさかその後ひと月足らずで、あっけなく逝くとは思ってもみなかった・・・。

           

          彼の奥さんも同級のため、きょうは大勢の同期生が参列。代表して圓山文堯君が、弔辞でしみじみと彼の人柄を伝えてくれた。

           

          「いっしょに飲もう、という約束を果たせなくてごめん。でも今度天国で飲もうな。もうしばらく待っていてくれ。」

           

          「あなたのことを知っている人が、すべていなくなったとしても、あなたが剣道を通して伝え残してくれたことは、人々の心の中で、永遠に生き続けるでしょう・・・」

           

          ほんとうにそうだな、と思う。早かれ遅かれ、誰もがこの世から旅立つ。でもその人の魂は、きっと何らかの形で生き続けていくのではないだろうか。ぼくの心の中にも、たしかに彼の気配を感じる。

           

           

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          町内ふれあい活動

          2017.10.01 Sunday 20:12
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            全国的に絶好の日和に恵まれたきょう、いろんな催しやイベントが行われていたようですが、わが町内上片町では、毎年恒例の「ふれあい活動」(芋煮会)が、町内にある児童公園で実施されました。


            小学生、中学生、青年團から若夫婦、婦人会、お年寄りに至るまで、約60名の幅広い年代の人たちが集まり、豚汁や焼きたての鮎に舌鼓を打ちながら、語り合い、笑い合い、グランドゴルフやビンゴゲームに興じる一日。


            こんなに仲の良い、こんなにまとまりのある町内は、少ないのではないでしょうか。


            少し汗ばむくらいの明るい陽差しを浴びて、身も心も温まる幸福な休日でした。(*^o^*)

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

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            ギャラリーの改装完了

            2017.09.17 Sunday 21:27
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              5月から始めた2階ギャラリーの改装工事がようやく終わり、このたびリニューアル・オープンをしました。


              昭和60年(1985年)に開設してから32年。屋根の雨漏りも見つかり、思わぬ大工事になってしまいました。屋根を張り替え、浸水で腐った部材や断熱材を交換し、全面のクロスを張り替えて、新築した時のような明るさが蘇ったところです。


              工事期間中、作品をご覧いただけず、ご迷惑をおかけしました。この機会に作品やクラフト品も整理し、以前よりすっきりした感じになったと思います。


              さっそくきのう、埼玉からいらしたお客さまが、この場所で漆箸塗り体験をしていかれました。仲の良いご近所どうしの3組のご夫婦。台風が来る前の穏やかな秋のひとときを、十分満喫されたようです。(*^_^*)

               

               

               

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              少年の主張 村上・岩船地区大会

              2017.08.19 Saturday 20:36
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                村上市と関川村、粟島浦村の11校から選ばれた中学生たちが、それぞれの考えを述べる「少年の主張」大会。


                「自分を変える」「言葉で伝えること」「日本文化のよさとは」「米一粒は一人の命」などなど、それぞれが中学生らしい鋭い感性でとらえたテーマを、原稿を見ずに、はっきりと説得力のある論調で語りかける。どれも素晴らしい発表だった。


                6人の審査員による審査の結果は、ほとんど予想どおり。


                最優秀賞は、「僕のウルトラマン」と題したユニークな主張。将来ウルトラマンを制作したいという夢をもつ平林中学校の田中 心(しん)さんに決定した。


                優秀賞は、「島の未来を守る」と題し、自らのできることを考えた粟島浦中学校の脇川玲菜さんと、「人々が互いに仲良く暮らすには」と題し、自らの体験から「差別」について考えた村上中等教育学校の小田萌恵さん。


                やはり自分自身の具体的な体験と、それを通して考えたり、感じたりした自分自身の考察や想いを、メリハリのある声のトーンで語ったものが、最も心に響く。


                アトラクションとして、4校(岩船・神納・山北・関川)の吹奏楽部の演奏にも魅了された。

                 

                 

                 

                 

                 

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                村上中学校最後の卒業生 第8回同期会

                2017.08.16 Wednesday 15:06
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                  昔、昔、木造校舎だった村上小学校の隣に、大きなグラウンドをはさんで、「村上中学校」がありました。ぼくらは、その最後の卒業生。


                  3年に一度、1組から7組まで一堂に集まる同期会が開かれます。今回は8回目、61人が集まりました。


                  14人の幹事を代表して、渡邉欽也君のご挨拶に始まり、81歳になられたという7組の担任、富樫猛先生の音頭で乾杯。数年、あるいは数十年ぶりの友との再会に時間を忘れました。


                  先回、還暦を記念して制作したなつかしい写真集のDVDも、大きなスクリーンで上映し、みんなの意識は、一気に1970年へとタイムスリップ。


                  同期の仲間たちは、外見は変わっても、中身はあの頃のまま。仕事上のつきあいとは違って、地位や職業、境遇に関係なく、いつまでもフラットに話せるところが、なんとも心地良いのです。


                  これまでに29人、約1割の方が亡くなっています。これが多いのか、少ないのかはわかりませんが、この同期会も、70歳で一応の目処をつけることになりました。
                  最後まで生き残った者が、幹事をやるんだよ、などと冗談を言ってましたが、さて、サバイバルゲームは誰が勝利するのでしょうか?(笑)

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

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                  教育委員会連合会

                  2017.07.22 Saturday 19:39
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                    年に1回、新潟県内の市町村教育委員会が集まる会議。ことしは十日町市で開かれた。


                    村上からは2時間半。教育長をはじめ5人の教育委員全員が出席。マイクロバスで現地に向かう。へぎ蕎麦で有名な「小嶋屋」に寄ってお昼を食べ、会場へ。


                    会場は、窓からは一面、ゴルフ場のグリーンが見渡せる「あてま高原リゾートホテル」。とても気持ちの良いところだった。


                    総会、そして十日町市と津南町の事例発表。それぞれのテーマは、「クロアチアを相手国としたホストタウン推進事業」「強くてやさしい子どもを育てる教育」。今年は残念ながら、開催地の都合で交流会はなく、他の市町村の教育委員と語り合うことができなかった。


                    来年は見附、そして再来年は村上・岩船地域が会場となる。村上独自の教育の取り組みについて整理し、ぜひインパクトのある発表にすべく、今から1年かけて準備をしようと、帰りの車内で、教育長と話が盛り上がった。(*^^)v

                     

                     

                     

                     

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                    木の香りがする素晴らしい学校

                    2017.07.12 Wednesday 20:51
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                      きのうは、教育委員の学校訪問3日目。さんぽく北、さんぽく南、塩野町の3小学校を回る。


                      3校とも、生徒数の減少から2年後に合併を控えているが、豊かな自然に恵まれ、意欲的な先生方と素直な子どもたちの交流が感じられる、素晴らしい学校ばかりだった。


                      写真に撮ったのは「さんぽく南小学校」。地元産の杉材をふんだんに使った、温かな木造校舎。こういう環境で学べる子どもたちは、たとえ少人数でも幸せだろうなあ・・・と感じた。こうした田舎の学校こそ残すべきなのに、都市部の学校にどんどん集約されていくのは、考えてみるととても不合理なことのように思える。
                       

                       

                       

                      ところで、この学校の校長先生からとても良いお話を聞いた。長くなって恐縮だが、ぜひ紹介したい。


                      ここでは、1年生から6年生まで6年間、1つの机を使い続けるのだそうだ。そのため、自分の身長が伸びるに従って、机や椅子の高さが変えられるようになっている。卒業すると、その机は、地元の方たちが天板にカンナをかけ、新1年生に下ろされるとのこと。
                       

                       

                      ところが、ある学年の一人の子が、3年生の時に病気で亡くなってしまった。この子が使っていた机は、当然ながら高さが上げられることなく、そのままの状態でストップしている。


                      さて、この子の机も、ほかのみんなといっしょに、高さを上げてやるべきかどうか・・・。子どもたちと保護者の人達が一緒になって話し合いの機会を持ったのだそうだ。


                      子どもたちは、みんなといっしょに、この子の机の高さも上げてあげるべきだと主張し、一方おとなたちは、高さを上げずに、そのまま時間を止めておいた方がいい、という意見が多かったらしい。やがて、みんな涙を流しながらの大議論に発展したという。
                      結論としては、子どもたちの意見が通り、机の高さをあげることになったらしいが、この話し合いを通して、子どももおとなも、とても大きなことを学んだようだ。


                      この学校ならではの、素晴らしい教育が行われているなあ・・・と、このお話を聞いて、ぼくはそう感じ入った。(*^_^*)

                       

                       

                       

                       

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