框(かまち)の拭き漆 3

25日に3回目、最後の拭き漆を行った。漆が乾けば完了である。
ぼくとしては、こういう拭き漆は初めての仕事だったので、手順は承知していたものの、どんな仕上がりになるかは、実際にやってみるまでわからなかった。でも思った通りに艶が出たので、正直ほっとしている。
本来の漆器をつくる仕事とはまた別に、古いものを再生する作業は、漆器の修理であれ、陶磁器の金継ぎであれ、おもしろいものだ。
ちなみに、この一連の作業の料金は6万円とさせていただいた。この金額が高いか、安いかは、正直ぼくにはわからない。依頼主が妥当と判断してくだされば、それでいいわけである。
いずれにしても、仕事をさせていただきながら、たくさんのことを学べるのは、お金にはとうてい換算できるものではない。お客様にはもちろん、漆の木にも、そしてこの技術を考え、伝えてくれた先人にも、多大の感謝である。
































