「縄文の造形美」展

2018.09.23 Sunday 10:46
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    葬儀やら何やらで、なかなか行けなかった「縄文の造形美」展。明日24日で終了することから、ようやく昨日、見ることができました。


    会場は、三面ダムの近くにある「縄文の里 朝日 奥三面歴史交流館」。企画展は、糸魚川の海辺、六反田南遺跡に出土した「火焔形土器」を中心に、魚沼・村上・佐渡の出土品を交えての展示です。


    「縄文人って造形センスがあるんだなあ・・・」
    火焔形土器の力強く流麗な造形を見て、今更ながら驚嘆しました。また、石器の製作工程や使い方なども示され、とても面白くわかりやすい展示でした。


    常設展の方も、解説テープを聴きながら、ゆっくりと鑑賞。この地域がなぜ「三面」(みおもて)と言われるようになったのかとか、熊を捕るための驚くべき仕掛けとか、この地域で盛んに行われていた漆掻きの資料など、興味深いものがたくさんありました。


    自然の営みに沿った縄文人の暮らしは、厳しい反面、精神的な豊かさを感じさせるもので、つい最近まで存在していた奥三面の「マタギ」としての生活を参考にしながら、想像の翼を広げることができました。


    スタッフの和田寿久さん、良いものを見せていただき、ありがとうございました。<(_ _)>

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    義父の葬儀

    2018.09.18 Tuesday 19:56
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      義父の葬儀が、滞りなく終わりました。


      最近は、親族が一堂に集まる機会も少なく、ひさびさに会う懐かしい顔ぶれに、話がはずみました。これも、故人が引き合わせてくれたものと思います。うちの家族も長男夫婦、二男、三男が久々に揃い、葬儀の受付を担当しました。


      お葬式は、家族、親族、友人同士の交流の場のひとつと言えるのかもしれません。ひとりの人の生命の終焉が、残された人たちの絆を深める・・・何だかとても温かいものを感じます。

       

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      義父の逝去

      2018.09.15 Saturday 19:19
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        きょうのお昼前、妻の父が亡くなりました。享年90歳。大往生と言っても良いでしょう。


        長い間、市内小町坂の下に「建松」(たてまつ)という仕出し屋をやっていて、とても腕の良い料理人であると同時に、唄好き、酒好き、遊び好きの明るい親父さんでした。常にユーモアを欠かさず、人を笑わせるのがじつに上手い人。何代も続く家系の四男として生まれたにもかかわらず、兄が相次いで戦死し、やむなく家業を継がざるをえなかったとのこと。


        昔は、店の前にバス停があって、バス待ちをする人が、ご飯だけ自分で持ち込み、一品料理や酒だけ頼んで、美味しそうに飲んだり食べたりしていたのを、妻は覚えているそうです。「建松」は、そんな「茶屋」でもありました。


        お祭りにもなると、仕出し屋は秒単位の忙しさ。そして冬が近づけば、冷たい水を使い、一日中立ちっぱなしで、何十本もの塩引き鮭づくりをこなし、料理人として、全力で駆け抜けたような人生だったのではと思います。


        でも、ぼくには、いつも満面の笑みをたたえた、お父さんのひょうきんな顔しか浮かびません。最後は、認知症が悪化し、自分の娘の顔さえわからない状態のまま、胆管ガンを患い、ろうそくの火が自然と消えるように、穏やかにあの世へ旅立ったようで、生命のはかなさを感じるとともに、不思議に荘厳な気持ちにさせられました・・・。


        写真は、「芳子さん、芳子さん」と慈しんでいたお母さんと、そして娘であるぼくの妻と、デュエットする数十年前のお父さんです。(*^_^*)

         

         

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        小さな美のポケット 第28話「心を捉えた一冊」

        2018.09.09 Sunday 16:20
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          村上新聞連載「小さな美のポケット」第28話です。
          今回のテーマは、「心を捉えた一冊」。


          小学校5年生の時に読んだ「平家物語」は、ぼくが読書好きになった原点と言える本。何度も何度も読みました。長野掌一さんによる訳文が、小学生にもわかりやすく感動を与えてくれます。


          その後、「源九郎義経」がぼくの中で、アイドル的な存在となりました。


          「九郎」と言われるからには、その上に8人兄がいたはずだ、と思い、いろいろ調べ、「義平」「朝長」「頼朝」「希義」「範頼」「全成」(今若)「義円」(乙若)まではわかったものの、最後の一人がどうしてもわからず、当時三之町にあった公民館の図書館でいろんな文献をあたり、ようやくもう一人の名前を見つけたとき、すごく嬉しかった思い出があります。


          こんなつまらないところにこだわるなんて、救いようがない馬鹿ですね。今度は「東八郎さん」の兄弟捜しでもしようかな。(^_-)-☆

           

          ***************** 記事全文 *****************

           

          第二十八話「心を捉えた一冊」

           

          「好きなことを仕事にできて、いいですねえ」と、よく言われます。たしかに「天職」とも言える漆の仕事は、たくさんの喜びや充実感を、ぼくにもたらしてくれます。けれど、根気を持続させ、気を張りつめて行う作業も多いため、やはり息抜きは必要です。


          その息抜きを与えてくれるひとつが「本」。ぼくは子どもの頃から、本を読むことがなにより好きでした。今でも、寝る前一時間の読書は、心が解放される貴重な時間です。一冊の本さえあれば、何時間でも退屈することはありません。


          それほどぼくが本好きになったきっかけは、小学校五年生だった年の冬、親に買ってもらった「平家物語」でした。少年少女向けに書かれた古典全集の中のこの一巻を、茶の間のこたつに入りながら、時の過ぎるのも忘れ、何度もむさぼるように読んだことを思い出します。


          平清盛の寵愛を受けた白拍子「妓王」(ぎおう)と「仏御前」(ほとけごぜん)の悲しい行く末、橋桁の上で源氏方の僧兵が大活躍する「宇治川合戦」、源義経の胸のすくような奇襲作戦「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」、戦場に一幅の絵を見るような「扇の的」、いたいけな安徳天皇の入水など、これほど悲喜こもごものドラマが多く挿入された物語は、ほかにないのではないでしょうか。


          たまたま翌年、NHKの大河ドラマで「源義経」があり、当時の尾上菊之助さん(現在、尾上菊五郎さん)演じる義経が、兄頼朝に追われ、北陸路をさまよううち、ひとりふたりと、かけがえのない家来を失っていく件(くだり)は、本で読んでいたからこそ、なおいっそう胸に迫り、とても涙なしでは見られませんでした。


          その後、ぼくはすっかりこの本の虜(とりこ)になり、原文でも読みましたが、文章のリズムがとても心地よく、琵琶法師がせつない琵琶の調べに乗せて語り伝えた文学であることがよくわかります。「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」という有名な序文は、全文を覚え、何度諳(そら)んじたかわかりません。


          子どもの頃に出会う一冊の本は、やわらかな感受性に支えられ、伸びゆく自らの世界を、より広く、深いものにしてくれます。想像力を育み、言葉や文章に対する鋭敏な感覚を養ってくれる読書の楽しみは、漆の仕事とともに、天からぼくに与えられた、何よりの贈り物なのでした。

           

          URUSHI OHTAKIの新商品 カードケース(名刺入)

          2018.09.01 Saturday 20:14
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            以前、試作品を発表したところ、とても好評をいただいた「名刺入」。青の「羽根」に加えて、赤の「葉」も制作し、2種を「カードケース」(名刺入)として、HPの定番商品にアップしました。

            http://www.u-ohtaki.com/item-page/c-530.html


            現在はそれぞれの在庫が2つずつですが、在庫切れになっても、1ヶ月お待ちいただければ制作します。価格は税込みで 6,000円。ヒノキと漆のナチュラルな感触が楽しめる一品です。

             

             

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