小さな美のポケット 第31話「習い事と創作」

2018.12.03 Monday 21:01
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    「小さな美のポケット」(村上新聞月1回連載)第31話です。
    今回は「習い事と創作」と題し、父のやっている書道塾から話を起こし、習い事と創作についての、ぼくの考えを書いてみました。


    写真は、うちの書道塾で毎年1回開催している講習会で、神戸から来られた先生に指導を受ける生徒さんの様子です。といっても数十年前の写真で、指導しておられるのは、父が師事した故・深山龍洞先生(左)、教えを受けているのは、まだ若き頃の叔母(父の妹)、高橋八重のようです。f(^ー^;

     

    石州誌連載11月号「うるしうるわし和の暮らし」(十一)

    2018.11.23 Friday 20:08
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      茶道会員誌「石州」の連載「うるしうるわし和の暮らし」も、今月で11回目、あと残り最終回のみとなりました。


      今月は、新潟漆器と村上木彫り堆朱についてです。詳しく書くには字数が足りず、簡単に技法を説明するだけにとどめました。


      灯台もと暗し。身近にあるものでも知らないことって多いですよね。地元の漆器を十分理解し、その伝統をわきまえた上で、この技術を、これからの生活を彩る器としてどのように生かすかが、ぼくらつくり手に課せられた課題ですね。

       

       

       

       

       

      クリスマスのディスプレイをしました

      2018.11.22 Thursday 20:16
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        URUSHI OHTAKIとしては、久しぶりの投稿です。
        きのう、三男といっしょにクリスマスのディスプレイをしました。


        彼はもうすっかり要領を飲みこめていて、自分のセンスでどんどん飾り付けていきます。彼の頭の中では、「赤鼻のトナカイ」が流れているのかもしれません。


        県内で、村上市だけ大雨注意報が出され、気温も低く、荒れ模様のお天気。暗くなりがちな新潟の冬に、少しでも楽しさを演出できたらいいな。(^○^)

         

         

         


         

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        秋葉区美術展の審査

        2018.11.17 Saturday 20:25
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          ひろびろとした敷地の中に、ゆったりと建つ美術館・・・。
          新潟市新津美術館。あいにくの雨にもかかわらず、ほんとうに美しいところでした。


          きょうは、23日(金・祝)から開かれる「秋葉区美術展」の工芸部門の審査を依頼され、行ってきたところです。


          公募作品30点のうち、28点が陶芸、あと2つが漆芸という、ジャンルとしては少々淋しい内容でしたが、壺や皿などのほかオブジェもあり、楽しみながらつくったような作品が多くありました。


          このうちから、最優秀賞、優秀賞、奨励賞の合計5点の賞を選び、講評を執筆します。思ったより、すんなりと決めることができました。


          作者の想いが、素直に作品に感じとれるかどうか、審査はそれに尽きると思います。まっさらな心で対したときに、優れた作品は何かを静かに語りかけてくれるのです。

           

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          小さな美のポケット 第30話「美術館の楽しみ」

          2018.11.10 Saturday 20:30
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            「小さな美のポケット」第30話(村上新聞連載エッセイ)が、先週の日曜日に掲載されました。


            今回のテーマは、「美術館の楽しみ」。
            数ある美術館の中で、どこを紹介しようかと迷ったあげく、今回話のタネにしたのは、東京品川にある「原美術館」と、信州の「美ヶ原高原美術館」です。


            最近の「芸術の秋」は、展覧会で忙しく、ゆっくり美術館巡りができないという、なんとも矛盾した現状。父と母の付き添いで、週に一度は病院巡り・・・どっぷりと「日常の垢」にまみれているこの頃です。(笑)

             

            **********(記事全文)************

             

            第三十話「美術館の楽しみ」

             

            自然が豊かで人情の厚い田舎は、暮らすにはほんとうに良いところですが、ぼくにとって、ひとつだけ都会暮らしがうらやましいと思うのは、近くに美術館があり、いつでもぶらりと出て、美術に親しめることです。時代の最先端を行く現代美術、美の巨匠たちの回顧展、そして、興味深いテーマで切り取られた企画展など、美術雑誌の展覧会案内には、見てみたい美術展がいくつも並んでいます。


            でも、ぼくが美術館に行きたい理由は、単に展示されているものを見たいだけではありません。一つ一つの作品が置かれる空間の美しさ、場の緊張感といったものを味わいたいからなのです。


            今まで訪れたたくさんの美術館。その中で、特にお気に入りの場所を一つあげるとすれば、東京の品川にある「原美術館」でしょうか。静かな住宅地の中、個人の家を改造したヨーロッパ風のモダン建築で、木の床をギシギシと踏みながら、質の高い現代美術を見ることができ、そのあと芝生のある中庭に面したカフェで、コーヒーを片手に、ぼんやり空を見上げる静かなひと時が、ことのほか好きなのです。


            もちろん、地方にも自然に囲まれた美術館は数多くあります。ぼくにとって特に思い出深いのは、もうはるか昔のことですが、妻との結婚が決まった頃、二人で訪れた信州の「美ヶ原高原美術館」です。九月のその日、美術館は高原特有の濃い霧に包まれていました。道を歩いていくと、何メートルもある巨大な野外彫刻たちが、乳白色の背景の中から、目の前に突然ぬうっと現れるのです。その美しいシルエットは、自然の巧まざる演出によって、驚くほどの鮮やかさで、ぼくらの心に刻みつけられました。


            最近のアートは、美術館から抜け出して、ぼくらの暮らす日常空間で展示されることも多いようです。その土地の風土や生活文化と、密接に結びついた美術のあり方を問うその試みは、とても意義のあることだと思います。


            けれどその一方で、美術館の魅力は、今でもぼくを捉えて放さないのです。


            しーんと静まりかえった空間の中で、ひとつの作品と一対一で向かい合う時、そこには日常から離れた別の世界が存在します。一流の芸術から発せられる美のエネルギーは、美術館という装置によって増幅され、常識で錆びついたぼくらの目を、洗い流してくれるような気がするのです。

             


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