座卓修理工程 その4 錆研ぎ・錆固め

2017.02.22 Wednesday 20:51
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    きょうは、先日付けた「錆」を砥石で水研ぎし、平らにしました。


    砥石は、研ぐ面に合わせて形を作り、ほかの部分を傷つけないように注意。脚の方も研ぎ終わったら、ぬるま湯で絞った布できれいに拭き、乾いた布で水分をとって完全に乾かします。

     

     

     


    次に、生漆をテレピン油で薄め、研いだ錆の部分に、刷毛を使って漆を摺り込みます。

    十分吸い込んだら、ティッシュペーパーで余分な漆を拭き取ります。
     

     

     

     

     

    塗り風呂に入れるのは少々面倒なので、お湯で湿して脱水機にかけたシーツを、漆に直接付かないように曲げ輪などで浮かせながら、上からかぶせて放置し乾かすことにしました。(漆は高湿度で乾くのです)

     

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    卓上額「猫」の試作

    2017.02.21 Tuesday 19:58
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      こんな「卓上額」を試作してみました。(予定価格:10,000円 税込)


      「どうかなあ・・・」と思いつつ、机の上の「猫」と見つめ合っていたら、かみさんが、「ぷっ」と吹き出しながら、通り過ぎていきました。


      その笑いはなんなのだ・・・??

       

       

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      最近の読書から 〜帚木叢生〜「聖灰の暗号」上巻・下巻

      2017.02.19 Sunday 13:42
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        読書の楽しみのひとつは、今まで自分がまったく知らなかった世界を、語り手がまるで目の前にいるみたいに、身近に親しく語ってくれることだろう。


        この本は、13世紀というはるか昔、舞台はフランスとスペインの国境ピレネーの山麓の村、しかもキリスト教の異端裁判をめぐる歴史ミステリーということで、21世紀の日本に住むぼくらにとっては、一見あまり馴染みのない物語と思われるかもしれない。


        ところが、である。一読したぼくが、「これはすごい!こんなことがあったのか!?」と、一気にのめり込んでしまったのは、ナチスのユダヤ人虐殺を思わせるような、過酷な火刑の場面の圧倒的なリアリティーと、拷問や火刑の苦難をも静かに受け入れ、ローマ教会のまちがった制度を糾弾し、聖書の本質を語るカタリ派聖職者の強く清々しい生き様である。


        クリスチャンの方、特にカトリック信者の方は、これを読んでどう思われるだろうか。たぶん異論があるかもしれない。


        ただぼくらは、十字架や聖水、教会などという「形」に依らずに、シンプルに聖書に書かれていることを実行しようとする人たちがいて、十字軍の名の下に、ローマ教会とその権威を利用したフランス国王によって、徹底的に弾圧された事実を知ることで、宗教や信仰の本質、ひいてはこの世から争いを無くすための寛容の精神についても、あらためて考えることができると思う。「深い楽しみ」を味わえる一冊である。

         

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        5つの展覧会めぐり

        2017.02.19 Sunday 13:34
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          新潟市内の5つの展覧会めぐり。


          1.「新潟の美術作家小品展」(三越)
          2.「新潟女流書作家展」(三越)
          3.永柳修一展(アートギャラリー万代島)
          4.「MANDALA展」(ギャラリー喫茶「ゆうむ」)
          5.新潟県工芸会ミニアチュール作品展(メディアシップ2F「えん」)


          奇しくも今回見たのは、小品がほとんどだが、それぞれになかなか面白く、楽しめる作品が多かった。


          万代島では永柳さん本人と旧交を温め、「何か新しい要素を入れて作品をつくることが大事だよね」とか、「次の世代を育てるために、どんなふうに導いていったらいいだろうかね」などという話を、口角泡を飛ばしながら1時間もする。


          「ゆうむ」では、さいとうようこちゃんをはじめ、初めてお会いした出品作家の方々に、それぞれの技法や作品のテーマなどについて、いろいろお話をうかがうことができた。


          見て・聞いて・話す・・・ぼく自身の作品世界を広げるための、小さな旅の1日。

           

           

           

           

           

           

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          座卓修理工程 その3

          2017.02.18 Saturday 19:44
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            10日にやり直した刻苧(こくそ)を専用のカンナで削り、きょうはその次の工程「錆付け」です。


            漆工芸で「錆」というのは、一番粒子の細かい下地で、水で練った砥の粉に生漆(きうるし)を等量ほど混ぜて、更に練ったもの。これを、ヒノキのへらで、刻苧を施した部分や、傷が付いて凹んだ部分に付けていきます。


            1時間ほどすると、錆の水分が蒸発して、色が変わるので、その上から更にもう一度付けます。よく見ると、脚の部分などに、けっこう傷や凹みがたくさんあり、ほかの部分を汚さないようにしながら、慎重に付けていきます。


            また何日か放置し、錆を十分に乾かします。

             

             

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